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川崎市環境技術産学公民連携公募型共同研究事業

平成21年度川崎市環境技術産学公民連携公募型共同研究事業
研究テーマ:「炭素繊維による閉鎖性水域の水質浄化工法の研究事業」


川崎市の環境への取り組み 

 川崎市は、2008年に「川崎市環境技術情報センター」を設置し、環境技術の開発研究に積極的に力を入れています。
同センターでは、環境技術についての情報を収集・分析し、市民や企業、研究機関、NPO等との連携を進め、環境改善に
役立てると同時に国際貢献、環境産業振興を目指し、様々な主体と連携しながら環境技術研究の促進を行っています。
 今回、JWGはその事業の一環である「平成21年度環境技術産学公民連携公募型共同研究事業」の参画主体の一つに
選ばれました。

環境技術産学公民連携公募型共同研究事業
 川崎市環境技術産学公民連携事業は、川崎市と参画主体が互いにメリットのある仕組み(Win−Win型)を目指した共同研究
事業です。川崎市は各主体に対して環境研究の場の提供や環境技術開発等の契機創出を行うことで環境技術等の研究・開発
を支援し、成果を地域社会に還元するとともに、環境技術・環境研究の集積に繋げることを目指しています。また、参画主体は、
環境技術の研究や開発、実証を通して、実用化や事業化を目指していきます。

川崎市環境技術産学公民連携公募型共同研究
  

炭素繊維による閉鎖性水域の水質浄化工法の研究

研究テーマ 炭素繊維による閉鎖性水域の水質浄化工法の研究事業
研究期間  2009年7月〜2010年3月
実証場所  川崎市等々力緑地内の釣り池


 近年、都市部における人口集中や河川・湖沼の近代化整備に伴った水域の閉鎖度が加速度的に高まると同時に、閉鎖性水域
の水質汚濁の問題が全国で深刻化してきました。
 今回の共同研究事業では、炭素繊維による水質浄化技術を用いた閉鎖性水域の水質浄化工法の研究を行い、将来的に閉鎖性
水域の総合的水質管理技術となりうる技術開発を行います。
 川崎市より共同研究の実証場所として、等々力緑地釣り池を提供いただきました。等々力緑地は、日常より多くの釣り客で賑わい、
川崎市の代表的な親水環境として人々の憩いの場となっています。この釣り池にて実証された水環境改善技術を全国へ発信し、
閉鎖性水域の水質浄化を図ることができれば、人々の健康や生活環境を改善するのみでなく、生物多様性や水産資源、観光資源へ
と大きな貢献ができます。


                
釣り池(視点1より) 釣り池(視点2より)

■期待する研究成果
・炭素繊維設置方式標準化の設計諸元を抽出。
・閉鎖性水域の複合水質浄化技術開発に向けての基礎資料を抽出。
・水質浄化効果

 

等々力緑地釣り池について

等々力緑地
 川崎市のほぼ中央に位置する等々力緑地は、川崎市営の都市公園として、もともとは多摩川の河川敷だった広大な敷地が、
1941年(昭和16年)の都市計画決定により、整備されました。豊かな緑と四季の花々におおわれ、園内にはJリーグ・川崎フロン
ターレの本拠地である陸上競技場をはじめ、硬式野球場、テニスコート、サッカー場、プールなどの運動施設が一堂に集まっています。
 また、釣池、日本庭園、四季園、ふるさとの森など自然とのふれあいを深める施設も充実し、園内には市内随一の芸術空間や
市民ミュージアムもあります。

 等々力緑地面積 435,914m2
 等々力緑地


       
        大きな地図で見る
       等々力緑地案内図 釣り池全体図

釣り池
 等々力緑地内のほぼ中央部に位置する釣り池は、市内最大の池です。かつては東急電鉄の採石場で、池底からわく多摩川の
伏流水と雨水がたまって池になったとされています。 池の中央には小さな島があり、野鳥のすみかになっています。そこでは、
ウやカルガモ、カワセミなどが生息しています。
 池は、1971年にヘラブナなどが放流され、釣り池として利用され始めました。しかし近年、釣り客の撒き餌や残餌などが
原因で水質の悪化が問題になっています。

 釣り池面積  33,000m2
 水深 約6.0m

                
実証水域をみる(視点3より) 実証水域をみる(視点4より)
                
釣りデッキ状況(視点5より) 7月上旬アオコ発生

          平成21年度川崎市環境技術産学公民連携公募型共同研究事業は、2010年3月で終了しました。

             ● 研究報告(概要)はこちら


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